しくみをただ知りたくて

主に詩の創作をしています。
口語自由詩が多く、日常の中でできた詩を通して多くの人と繋がりたいと思っています。
自分の知っているようで知らないことをただ知りたくて詩をいつも書いています。
言葉は自由で無限だと思っています。

僕とアイスクリーム

頭の中には

そう

僕がいて僕がいて僕がいて


呆れる程に

そう

僕がいて僕がいて僕がいて


アイスクリームみたいに

全部全部

溶けて混ざって


目も


すい臓や

肝臓

小腸も

大腸

全部全部


後は組み立て方もわからない

置き場所は検討もつかない


嵐の晩も

夜露を浴びても


無理矢理に元に戻すと

どうやら僕とは違うみたい

記憶も混ざっているし仕方ない


探す便りは

唯一の心臓だったりして

ひと振りで全てが解決するような

不可侵のものであって欲しい


僕の中にも

また

僕がいて僕がいて僕がいて


アイスクリームみたいに溶けたら

混ざったら

美味しさよりも

美しさよりも

素晴らしさが残るだろうと思う


もしかすると

以前の不安定な僕よりも

ずっと

ずっと

優しい

世界が招き入れてくれはしないだろうか


頭の中に

そう

僕がいて僕がいて僕がいて

よかったと思う


心がなくたって誓うよ

今度こそは大切に扱うって

だから神様次はどうか用意しないでいいから