しくみをただ知りたくて

主に詩の創作をしています。
口語自由詩が多く、日常の中でできた詩を通して多くの人と繋がりたいと思っています。
自分の知っているようで知らないことをただ知りたくて詩をいつも書いています。
言葉は自由で無限だと思っています。

転んでもまた日は昇る

夜が明けます

そしたら何事もなかったように朝が来ます

太陽はこれ見よがしに得意げな顔で昇っていきました


季節は覆い被さり

時代は積み上がり

颯爽と人の足音だけが早くなる

そんな時と時に挟まれ

大きく畝る首筋を見ながら今日はどうだと呟き


溢れてくる空模様には逆らいきれず

いつかみたいに呆れた顔の子どものようだと言われ

それならばと頭は動くが体はじっとしているだけだった


また今度初めから

囁かれた耳は遠くを拾っていた

風鈴に似た奥ゆかしさを抱えた

この地球の呼吸音


朝が来ました

幸せな目覚めで作る朝ご飯も

いつかは死んでしまうんだ人間になんか生まれてこなければよかったと見つめる憂鬱な天井も同じ自分が迎えたかけがえない始まり


泥は落ちなくて

傷はなかなか治らなくなって

置いてかれていかれてばかりの日常を繰り返しても確実に古くなっていた


しまいには泣くこともなくなり

いよいよ人としても終わりかなと思ってしまう

形さえも支えられていたんだと知った

必要ないものは自分で決めつけたものだけだった


僕の体を与えてくれた何者かへ

どうか最後まで意思を持たせておいてほしい

そうすれば考えて

考えた後に

それでもよかったと答えを出す自信があるから

感謝の言葉

感謝の言葉を使うと

自分も相手も幸せになる


感謝の言葉を使うと

自分の体も

相手の体も満たされる


感謝の言葉を使うと

自分も相手も救われる


感謝の言葉を使うと

動物は1つになれる


感謝の言葉を使うと

国境は関係なくなる


感謝の言葉を使うと

死も生も関係なくなる


感謝の言葉を使うと

有も無もない


感謝の言葉を使うと

楽になって

楽になることの喜びを教えてくれる


感謝の言葉を使いましょう

潜った先

言葉より素直に

息を止めていたいだけ

ただ僕はそれ以上長く生きていたいだけなのに


自信がないと

泣いたあの子はどこにいる

同じ空気の果てにいることはわかっているけど


感じるには

まず臆病になって

努力と半透明の液体を流せばいい


重なって

取り込んだ

君のまなこが差す先は

未来よりもそれ以上

光って輝いた希望が住んでいるだろう


痛みを乗り越えて

やっと手にしたこの体

わけなどない

だって息をしているまだ途中


手にはたくさんの汗と落書きと

約束を握って振り返した

旅立つあの感情に疑問符をうつ


合わさって

織り込んだ

君がまなこに宿す塊が

美しさから遠ざかってしまったら

僕が助けるから


どれだって

忘れやすいんだ

今がどうでも

仮を探したとしても

現在だけを抱きしめて

形からも

弱さからも逃げてしまう


息を止めていたいよ

長さからは遠ざかって