しくみをただ知りたくて

主に詩の創作をしています。
口語自由詩が多く、日常の中でできた詩を通して多くの人と繋がりたいと思っています。
自分の知っているようで知らないことをただ知りたくて詩をいつも書いています。
言葉は自由で無限だと思っています。

五日の星座を見ながら

夜に溶ける魔法が見つかったのなら

星は屑になりオリオンは青く染まる


沢山の瞬きが勘違いさせる

僕は誰かを僕と間違える


赤い空は争うのをやめ

降伏しろと呼びかける

ずっとなくしていたものは

幸福だったということに気づく


気まずくなって声を出す

あの子はいつまでも

信じてはくれない

自分の場所はあり続けると

聞かれもしないのに答えている


色とりどりの宝石よ

惑わさないで1秒だって

価値があればあるほど輝くのは当たり前じゃないからね


次第にあれもこれもと欲しくなり

喜びさえ喜べなくなる

いつかの僕にも言えるかな

1番は何もないことだって言えるかな


愛されないのに愛してまで

自分の存在を証明している

かっこ悪さを否定して

こだわりを一身に受け止めた


夜が魔法に溶けたなら

見つかるといいな青い三日月

兄弟姉妹でさえ

曖昧でわからなくなるほど括ってみる


消えたのだから

いなくなった

いつかを思い出したら

また出てくるよ