しくみをただ知りたくて

主に詩の創作をしています。
口語自由詩が多く、日常の中でできた詩を通して多くの人と繋がりたいと思っています。
自分の知っているようで知らないことをただ知りたくて詩をいつも書いています。
言葉は自由で無限だと思っています。

蝶になる

あの日がなければ今日の自分は存在があったでしょうか

当然の酸素を吸う体があったのでしょうか

教えて欲しい

教えて欲しい


祈る間も無く

時間は時代に姿を変えてしまう

そのわずかな一切れを破ったら大切な血が混ざっていた

感じながら生きるということ

いつまで出来るでしょうか

教えて欲しい

教えて欲しい


「ありがとう」と「さようなら」を使い分けられたら少しは人間だ

「喜び」と「淋しさ」を混ぜる度人とは何かを知る

それと同時に温かさも感じるのです


かつてない日も普通通りの今日も

繋がっているからこそおもしろく

時には神秘的に思えたりもして

悲しいことがあっても

恨めしいことがあっても

思い出して欲しい

思い出して欲しい


あの日を通っていなければ

今日の自分は存在していたでしょうか

わたしは私と胸を張って叫べたかな


「ありがとう」と「ごめんなさい」

過去に向かって言えたら少しは幸せだ

「返せる想い」と「返せない想い」が積み重なったら自分が何者なのかがわかってきた


それでも続くから

続くなりの意味はあるらしい

感じなくても

覚えてなくても

自分をただ続けることが残されている

立派な大切にするという証だ


最後には始まりの場所に立てば

また迎えに行けるはず


そして新しさと共に次の自分が動き出す